デジタルエンタテイメント断片情報誌

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ささやかに巡り合った音源:ヘルビッヒのベートーヴェン交響曲第3番

クラシック音楽で音源収集の話と言っても、今はインターネットで検索すれば大体の情報が出てくると当て込んだ上で、こうして記事を書いたりしている。音源の詳細な情報は公式サイト・ショップサイトなりに任せて、聴いた感想も有象無象の一つだろう、てなものだ。悪く言えば人任せ・ネット任せですわな。所謂レアな音源も、案外皆がこぞって買い揃えている「有名な」レア音源、みたいなことも多い。再発・廃盤の繰り返しで価値が乱高下していて苦笑することもある。

それでも、たま〜にネット上でも詳細がポンと出てこない音源をCD・レコードで手に入れる機会がある。今回の記事は、そういった音源を不定期に、控えめに、紹介をしましょうというもの。ネット時代の、情報に巡り合った時の安堵感に少し貢献しつつ、ネット以外でも探すといいことありまっせ、という話をしたいと思う。

ギュンター・ヘルビッヒという指揮者の演奏が好きで、旧東独時代に収録されたベルリン・クラシックスや徳間から発売されているCDを中心に漁っている。これらのレーベルが、クラシック音楽に興味を持ち始めた当時からCDの流通が多く、廉価だったこともあるが(今でも安い)、今も変わらず聴いている録音も多い。

そんなヘルビッヒがザールブリュッケン放送交響楽団を指揮したベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」のCD(CD-Rではない)がある。これがヘルビッヒらしい、颯爽とした演奏でなかなか良い。来日したら聴きに行くのに、と思う。ディスクには型番もなく、まあオーケストラ製作の非売品だと思うが、画像で検索しても思うように出てこないので紹介。2001/2/16の録音。

ちなみにこのヘルビッヒがベルリン交響楽団を指揮したベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」もお気に入りの演奏の一つで、音楽の流れが大変素晴らしい。”巨匠風”(風とはなんだ、と言いたくなるが)の見得を切った、どっしりとしたテンポでもなく、現代的な快速演奏でもないが、退屈させない、音楽に引き込まれる魅力がある。実はこちらを以前から愛聴していた。こちらももちろんオススメ。

Beethoven: Symphony No.3

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