デジタルエンタテイメント断片情報誌

デジタルな話題もそうでない話題も疎らに投稿

自分にとって都合の良いリサイクル

お題「年末年始・わたしの戦利品」

基本的に、年末年始に買い物はしないタチなんです。それはなぜか。年末前に欲しい物が売切・品切になる前に購入し、年が明けて世の中が平常運転になってきた頃に確実な在庫を購入するからです。コレクター根性とでも言いますか、「逃した」という感覚は好きではないのです。ではお題のような状況にはならないのでは? いえいえそんなことはありません。価格の安さに目が眩んで買い物に赴くときがあるのですよ。

なかでも行きつけの、場末のブックオフ。年始はセールをやっているわけです。今は値付けもネットの価格を睨んでいるのか、ネットで検索・購入した場合との価格差があまり気にならなくなりました。そしてこれも体感ですが、以前と比べて新し目の本が多い。10年以上前に、「ブックオフに欲しい本はない」というテーマの記事を読んだ気がしますが(うろ覚え)、やはりあの頃とは状況が変わっているのでしょう。正直、行く度に私の欲しい本は、ある。

ブックオフの存在・現況は何かと話題が尽きなくて、挙げていくだけで春秋時代ですが、”買い専”の利用者としてありがたいのは「ネットで買って、身近な場所で売る」という流れも加速させていることでしょうか。本を整理するのはサイズ・重量等なかなか面倒で、それなら近場のブックオフで処分しちゃえ、というのは想像に難くないでしょう。古書の買取価格自体、どの業者でも「ゴミに出すよりマシ」程度だったりしますからね。かと言って個人売買は手間だ、と。今はそういう状況が重なっているのでしょうね。

また私自身「本になった時点で情報のスピードとしてはネットより遅いのはわかっている。スピード以外の利点があるからこそ本を選ぶ・選ぶ本があるのだ」、というスタンスなのですね。そのスタンスで本を選ぶ際に、冒頭で書いた安さの利点は大きい。その上、手に取って中身を確認し即購入できる(送料もかからない)という利点も付随するわけです。昨今の市場の回転状況は、まさにホクホクなのです。
もちろん、いつまでそうしていられるか、ということを私なりに考えることはあるのですがそれは追々。


そんなわけで、文章を書くときにちょっと手元に欲しいなと思っていた『新表記辞典 新訂四版』(第一法規)を年始に破格の値段で購入できました。さっそく「手元」と「手許」を引いてみたりして、これで知識の循環も促されるというものですな。あとは私のアタマの巡りがどこまで良くなるか、という問題だけですかね。

用字用語 新表記辞典(新訂四版)

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